保険の基本を教えます。養老保険・学資保険は長方形 受け取ったら保障はなくなる?!

養老保険と学資保険をイメージする時に「長方形をイメージしてください」と、よく言われます。養老保険や学資保険は、期間の定まった保険ですが、定期保険と違うのは貯蓄性がある点です。そして、期間が定まっているので、満期金を受け取ってしまえば保障がなくなってしまう保険でもあります。

今回は、シリーズ2回目。3つの基本形の2つ目、『養老保険』について見ていきましょう。

シリーズ1回目はこちら

1.養老保険は長方形

養老保険は、貯蓄性が高く、おもに貯蓄目的で加入する保険です。満期があり、万が一の場合には死亡保険金、満期時には死亡保険金と同額の満期保険金が受け取れます。満期保険金がある保険は、この養老保険のタイプになり、子どもの教育費のための「学資保険」も養老保険の一種です。定期保険が四角形だったのに対し、養老保険は満期保険金がくっつくので、下のような長方形になります。

以前は、金利も高くとても人気がありましたが、今は、超低金利のためお金が増えることはあまり期待できなくなってしまっています。貯めたい金額と期間を自分で決められるので、何か大きなお金が必要な時期があらかじめわかっていれば、その目的に合わせて養老保険で貯蓄ができます。自分でコツコツ貯蓄するのが苦手でも、毎月必ず保険料が引かれるので、確実にお金を貯めたい人におススメの保険です。

2.受け取ったら保障はどうなる?!

満期になると、満期保険金を受け取ることができ、保障はそれと同時になくなります。定期保険は更新ができますが、養老保険は基本的に更新はできません。

満期保険金を受け取った場合、「一時所得」の課税の対象となります。所得税の計算式は、

(満期保険金-払込み保険料の総額-特別控除50万円)×1/2

となっていて、満期保険金から、今までに支払った保険料の総額と50万円を差し引いた金額が課税の対象になります。満期保険金と払込み保険料の総額との差が50万円以下であれば、税金はかかりません。実際には、今の養老保険は金利が低く、払込み保険料の総額との差が50万円以下になることも多いので、あまり心配しなくても大丈夫です。

ただし、保険の契約者と満期保険金の受取人が違う場合は、「贈与税」の課税の対象になるので注意が必要です。例えば、契約者が「夫」で、受取人が「妻」というパターンは、贈与税の対象となります。

贈与税の基礎控除は110万円です。満期保険金が110万円以内であれば税金はかかりませんが、満期保険金がそれ以上になる場合が多く、税金が発生しやすくなります。特別な事情がない場合には、契約者と受取人を同じ人にしておく方がよいでしょう。

  特徴
養老保険 ・ 保険期間は一定
・満期保険金がある(貯蓄性が高い)
・(同じ保障額の)定期保険と比較すると保険料は割高
・今は非常に金利が低い
・満期後は更新できない

まとめ

養老保険は、保障と貯蓄を兼ね備えた保険です。保障のついている貯蓄として考え、教育費や老後資金など自分の目的のために、コツコツと貯めたい人にはおススメです。 

まずは、今加入している自分の保険は、どの保険の種類に当てはまるのか、その保険が『自分に合っているのか』をぜひ確認してみてください。また、以前に加入した養老保険は、金利が高く「お宝保険」の可能性もあるので、養老保険に加入している方は必ず確認してくださいね。

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