人生100年時代!お金との上手な付き合い方とは?

最近話題の「人生100年時代」。お金の付き合い方次第では、楽しい人生が送れる人と、そうでない人との差が今まで以上に大きくなるかもしれません。先々のライフプランを見越して、どのようにお金を準備したら良いのでしょうか。全ての現役世代に共通する基本的な考え方をお伝えします。

1.100年時代の「老後」はいつから?

大ベストセラーになった「LIFE SHIFT」(リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット著)に端を発し、「100年時代」という言葉が今世間を騒がせています。注目を浴びているのは「長寿化は恩恵である」という論点。お金の準備の仕方についても、これからは長寿化を前向きにとらえた新しい資金計画が必要です。

あなたにとって老後は何歳からですか?仮に100歳まで長生きするとして、75歳までを現役と設定した人生モデルで考えてみましょう。

☆従来モデル(老後は65歳から)
・学校(0歳~20歳)
・仕事(20歳~65歳)➡45年
・老後(65歳~85歳)➡25年

65歳までを現役と設定するモデル。学校を出てから65歳までの時間に、子供の教育費、マイホーム、老後資金を準備する。65歳以降は、蓄えた貯蓄と退職金を使って、平均寿命まで夫婦2人の生活を賄う。

☆75歳まで現役で働くモデル(老後は75歳から)
・学校(0際~20歳)
・仕事(20歳~75歳)➡55年
・老後(75歳~100歳)➡25年

従来モデルと比べると10年長く働くことになるが、10年長く資金準備ができる。見方を変えると、長期戦で緩やかに必要資金を準備できるというメリットがある。老後の時間は従来モデルと変わらない。➡長生きをしても、働き方次第では「老後」の時間を短くできる。

2.お金に働いてもらおう!~資産運用のススメ~

ただ、現実問題、65歳以降も現役並みに健康なまま働けるのか?もしくは働きたいのか?という問題が発生します。悠々自適に暮らしたいと思っていても「仕方なく働く」のは楽しいことではありません。そこで登場するのは「お金に働いてもらう」という発想です。いわゆる資産運用ですが、実は、長生きの恩恵を最も受けることができる方法です。実際に、どのくらいお金に働く力があるのかシミュレーションしてみましょう。

65歳から100歳までの不足する老後資金は?
・高齢無職世帯の平均収入額・・・・・・・・約18万円/月
・高齢無職世帯の平均支出額・・・・・・・・約24万円/月
➡月々の不足額は約6万円!

*総務省家計調査(2017年)より

計算上は、毎月6万円×12カ月×35年(100歳-65歳)=2,520万円が不足する!逆に考えると65歳の時点で2,520万円準備ができないと、100歳までにお金が底をついてしまうことに・・。

ただし、これはゼロ金利の貯金で取り崩した場合の計算。仮に65歳から100歳までの35年間で、年利2%で複利運用しながら毎月6万円を取り崩した場合は、65歳の時点で約1,800万円準備しておけば、実は100歳まで底をつきません。

*複利運用しながら必要な元本を求める計算は「年金原価係数」で可能➡高度計算サイト

その差は、720万円!➡この分お金が働いてくれる!

*他の貯蓄や退職金を考慮せずに計算

このように「お金の働く力」は金利の違いで大きく差がつきます。老後をいつまでに設定するかはそれぞれのライフスタイルによりますが、定年後もお金に働いてもらうことを前提にすると、老後のために準備するお金が少なくて済むのは事実です。「運用しながら使う」という発想ができれば、定年後はゆとりを持った働き方に変わるかもしれません。

さらに、現役時代に資産形成できる時間が長いほど、「お金が働く力」は効果を発揮します。 例えば、先程の例を使って、25歳から65歳までの40年間に1,800万円を準備しようと思うと・・

・貯金で準備             毎月37,500円積立が必要
・年利2%複利の金融商品で準備   毎月25,500円積立が必要
・年利3%複利の金融商品で準備   毎月19,500円積立が必要
・年利5%複利の金融商品で準備   毎月12,000円積立が必要

*複利運用で目標金額をいくら積み立てれば良いかの計算は「減債基金係数」で可能➡高度計算サイト

仮に年利5%複利の金融商品で準備すると・・・
積立金額の累計は12,000円×12カ月×40年=576万円
576万円が40年間後に1,800万円になります
その差は1,224万円!    ➡この分お金が働いてくれる!

このように、時間と金利を上手に使うことで、お金が働いてくれることは間違いありません。全世代に共通するポイントとしては、

将来が不安だからという理由だけでやみくもに貯金や投資に偏らないこと。

まずは「いつ使いたいのか」を想定して、10年後以降に使う予定のお金は運用で準備する、すぐに使う予定のお金は貯金で準備するというようにお金の色分けをすることが大切です。

3.まとめ

「100年長生きしたらお金が持つだろうか」と心配する声をよく聞きますが、考え方と工夫次第で乗り越えることは可能です。自分や家族が働くこと以外にも、お金が働く力を味方につけることで、計画的にお金と付き合っていきましょう。そのために、将来どのような暮らし方をしたいのか、いつまで働きたいのかを具体的にイメージすることが大切です。そこから逆算して今から準備することで、お金の寿命を延ばすことができます。

おススメは、企業型確定拠出年金、iDecoやつみたてNISAを活用すること。運用益が非課税になるなどの優遇措置がありますので、賢く活用すればお得に資産を増やしていくことが可能です。

ご自身の積立計画に不安がある方はご相談ください。お金のプロであるファイナンシャルプランナーが一緒に不安を解消する方法を提案します。

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