生命保険ってどんなものか知っていますか?
CMや広告などで名前は聞いたことがあるかと思います。
そもそも加入した方がいいのか?加入するならどのくらいの保障が必要になってくるのか?って多くの方が疑問に思っているようです。
生命保険の中でお問い合わせが多い“どのくらい加入したらいいのか”についてみていきたいと思います。
1.生命保険が必要な人・不要な人
死亡保険には入った方がいいのはわかるけど、どのくらい入ったらいいのか?わからない方は多いと思います。
よく『20代だから死亡保険はほとんど不要だよね。』とか
『30代は○○万円あればいいよねっ』と聞かれます。
若いからいらない、独身だからいらない、30代だからいくら必要ということはありません。
★生命保険が必要な人
・一人暮らししている人
→住まいからの撤去費用がかかるので
・奨学金や自動車ローン、クレジットカードローンがある人
→借りている人が死亡しても借金がなくなることはないので
・扶養義務がある子供がいる人
★生命保険が不要な人
・親と同居している独身の人
・ローンや負債がない人など
2:必要な保障額はどのくらい?
死亡保険に最も効率的に加入するためには、まず自分や自分の家族に必要な保障額を知ること。
そして、その保障額分過不足なく保険に加入すること。
20代でも扶養している家族がいる人は死亡保障は必要ですし、30代でも独身の場合には大きな保障はいらないのでお葬式代程度の保障があれば今は十分です。
必要な保障を知らずに、勧められるがまま保険に加入してしまう人や、入った時のままずっと継続する人もいますが、そんなことしていませんか?
小さい子供がいる場合は、子供の教育費分を用意しないといけないため大きな保障が必要になってきますが、生命保険は今必要な保障額がずっと必要というわけではありません。子供の成長とともに生活費や教育費は不要になるし、住宅を購入したら住居費分は不要になります。
家族構成によって必要な保障は異なりますが、日本人の平均的なモデルで保険に備える部分を説明すると
保険で備える部分=残された家族に必要となるお金(家族の生活費、教育費、住居費、死後整理資金)―収入見込み額
①末子独立までの生活費の計算:現在の年間生活費の70%×(末子の独立時年齢―末子の現在の年齢)
②末子独立後の配偶者の生活費の計算:現在の年間生活費の50%×末子独立時~配偶者の平均余命
③子供の教育資金、住居費用、葬儀費用など生活費以外で必要になる資金を見積もる
④遺族年金、死亡退職金、預貯金、学資保険などの収入を見積もる
*①+②+③-④=必要保障額
例えば、
夫35歳(23歳から勤務、年収500万)
妻30歳(23歳から勤務、年収350万)
子供3歳
持ち家(ローン返済中)の家庭の場合
*現在の生活費は28万円、子供の独立時期は22歳、配偶者の平均余命は87歳
<支出> 11870万円
①末子独立までの生活費 約4500万 (大学卒業まで現生活費の7割)
②末子独立後の妻の生活費 約6400万 (大学卒業後、配偶者の寿命まで現生活費の5割)
③生活費以外で必要な資金 約670万 (大学のみ私立文系の場合)
住居費用:0円
葬儀費用:約300万円 計970万円
<収入> 7000万円
④遺族年金などの収入
●学資保険:200万円(契約者である親等が死亡した場合)
●遺族年金:
(遺族基礎年金)約1500万円
(遺族厚生年金)約1800万円(老齢厚生年金の見込み額が33万とする)
●妻の年金
老齢基礎年金 約1700万円
老齢厚生年金 約1800万円
※平均年収を400万円として計算
この家庭は現時点で4800万円の保障が最低限必要ということになります。
ですが、妻は働いているため収入があります。
なので、60歳まで継続して働いたとして現在の給与収入を考慮に入れると…
350万×(60-30)=10,500万
なので、大きな保障はほとんど必要ありません。
今回は自動車購入費や旅行などのイベント費用は加味していません。上記の試算は概算で出している数字になるので、住宅取得有無や生活費、イベント費用、子供の教育費などによっては保障が必要な方もいますので、自分の家庭の場合はどうなのかなと気になる方は相談してみませんか?
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