2018年4月からここが変わった! 診療報酬の改定で気をつけるポイント

今回は診療報酬の改定で私たちが負担する医療費がどうかわったのか?気をつけるポイントについてファイナンシャルプランナーの目線でまとめてみました。

この記事ではこんなことがわかります!
☑かかりつけ医制度
☑調剤薬局とお薬手帳の賢い利用方法
☑時間外加算

4月以降病気やけがで治療を受けた方、窓口での支払額が少し高くなったかなと感じたことありませんか?

1.かかりつけ医制度導入で800円の上乗せ

 

2年に一度、診療報酬の改定があります。2年前の改定では地域の大きな病院(ベッド数500床以上)に行く時は、紹介状がないと5,000円以上の特別加算を支払うことが義務化されましたが、今年の改定ではさらに400床以上の中規模病院まで拡大されることになったのです。

改定の背景には、大病院に患者さんが集まりすぎているため、日々の診察は「かかりつけ医」のところに行ってもらいたいということです。つまり、診療所と病院の役割分担を強化していくということです。大病院には急性期の患者さんに専念させたいということは理解できますし、仕方がないことかなと思います。

この「かかりつけ医」というのは、みなさんありますか?

そんなにしょっちゅう病気やけがをするわけじゃないので、近所で気軽に相談できる診療所等にかかっているって感じだと思うんです。今後、「かかりつけ医」というのは、専門の病院を紹介したり、在宅患者の訪問診療とか、患者の状態に応じて24時間対応することが求められていきます。

かかりつけ医機能を有する医療機関では、産業医や健保組合、歯科医、ケアマネージャー、訪問看護などに対して、患者の情報を提供したり、共有したり、連携したりすることができるようになり、このかかりつけ医機能を届け出ている医療機関で受診をすると、初診料が800円上乗せされる制度が新設されたんです。

実際には窓口で3割負担なので、実質240円の値上げということになるのですが、同じ病気で、複数の大病院をはしごすると、その分医療費がかかってきてしまいます。

2.かかりつけ薬局を見つける

今度は、医療機関で処方されたお薬についてですが、薬そのものは薬価といって、価格は統一されていてどこでもらっても一緒なんですけど、調剤技術料というのが、実は薬局によって違うって知ってましたか?

医療機関や薬局の領収書って、全部点数で書いてあるので分かりづらいのですが、1点10円で計算されているので、調剤技術料という項目の点数を見てもらいたいんです。

例えば、86点ということは860円。

860円の3割なので258円が調剤技術料ってことになりますね。この調剤技術料も今回の改定で見直されてるんです!病院と同じ敷地内にあるのが門内薬局と言いまして、病院内でお薬をもらう院内処方と同程度の10点(100円)になったんです。

病院近くには大手チェーンの門前薬局があると思いますが、これまで20点(200円)~25点(250円)だったんですが、15点(150円)程度に下げられました。なので簡単に言うと、病院からできるだけ近い薬局というのが、お得になるということなんです!だから、お薬の領収書では必ず調剤技術料というところを確かめてみてください

最近では24時間空いている薬局もあり、会社勤めの方にとってはとてもありがたいのですが、もともと点数が加算されているので高いんです。

私は薬局へ行く時に必ず持っていくものがお薬手帳。これは2016年4月の改定から導入されたのですが、お薬手帳を持っていなかったらペナルティと言いますか、値引きがないってこと知ってましたか?お薬手帳を持っていくだけでなく、薬をもらう薬局をいつも同じところにするだけでも医療費負担が安くなるんです。これを「かかりつけ薬局」と言います。「かかりつけ薬局」では医療費が安くなるほかにもメリットがあります。例えば、複数の医療機関にかかっている場合でも、薬局を同じところにすることで、重複している薬を減らすことができるようになってきてるんです。

最近では「節薬バッグ運動」と言って、病気が早く治ったときとか、飲み忘れで余っている薬を持っていくと、有効期限とか症状に合っているとか見てもらうことができるんですよ。

たくさんの薬をもらう人、持病を持っている方は、薬を減らすことができる分、今後の医療費の節約効果が期待できます。

時間外加算には要注意

最後は医療機関や薬局に行く時間に注意して欲しいんです。

意外に知らない人が多いのですが、時間によって医療費と調剤基本料の加算が変わってくるんです。

深夜とか救急とか休日とかって加算されることはしょうがないと思いますが、平日でも朝8時前とか18時以降、土曜日も12時以降もやっている医療機関や薬局だと時間外加算を取られているんです…

初診料850円、再診料だと650円で、薬局だと調剤基本料の2倍の200円くらいが説明もなく加算されるケースが多いですね。

しっかり明記や説明をしているところもありますが、受付時間がぎりぎりの時は、「時間外ですか?」と確認してみるのも防衛策になるかもしれません。