これで選べる!つみたてNISAとNISAの比較ポイント

前回、『資産形成で失敗しないための3つのポイントと知っておくべきこと』とお伝えしました。

今回は少額から無理なく始められる資産形成として、「NISA」や「つみたてNISA」について。

「NISA」や「つみたてNISA」、はじめてみたいけど、どうやって活用したらいいのかよく分からない?といった悩みをお持ちの人に向けて、メリットや活用法、注意点を解説していきます。

『資産形成で失敗しないための3つのポイントと知っておくべきこと』はこちらから確認してくださいね。

実施に資産形成できるよう

✔NISAとつみたてNISA、どっちを使う?

について整理していきます。

1.つみたてNISAって何?

2018年1月から始まったつみたてNISA(少額投資非課税制度)です。制度の内容は

  • ① 運用益や配当金が全額非課税
  • ② 1年間の非課税枠は40万円まで
  • ③ 非課税期間は最長20年(2037年までに投資した資金が対象)
  • ④ 投資対象は金融庁が認めた投資信託とETF
  • ⑤ 投資方法は定期的な積み立てに限定
  • ⑥ いつでも自由に投資資金を引き出せる

つみたてNISAは、NISAとは別の専用口座で購入した投資信託などを対象として運用益や配当金すべてが非課税となります。年間40万まで投資ができ、運用期間は最長20年、最大800万円まで非課税で運用できる制度のため、資産形成を始めたいと考えている人は早くはじめて長く運用するほど「つみたてNISA」はお得ということになります。

「つみたてNISA」で気をつけたいことは、どこの金融機関ではじめるかということ。なぜなら、金融機関によって取り扱う対象商品がそれぞれ異なるためです。

また、「つみたてNISA」の口座は1人につき1口座しか作れないことがあげられます。口座開設前に自分が投資したい商品があるのかどうか事前に確認しておくことが大切です。というのも、「つみたてNISA」の対象となっている投資信託は国内で販売されている約6000本ある投資信託のうち金融庁が認めた150本ほどに絞られています。金融機関の特徴として大手銀行や大手証券会社は取り扱い数が少なく、ネット証券はすべての運用商品を取り扱うところが多いといった違いもあります。

ライフスタイルにあった買い付け方法イメージ

「つみたてNISA」は定期的にあらかじめ決まった金額で買い付けをする制度ですが、「毎月」でなくても、「毎週○曜日に買う」「年2回ボーナス月に買う」といったライフスタイルにあった買い付け方法が選択できるようになっています。

「決まった時期」に「継続」して買い続けることで、価格変動リスクを軽減することもできます。「つみたてNISA」の非課税期間が終わると、特定口座や一般口座などの課税口座に移り、運用益や配当金などは、20%の税金が課税されるようになります。

2.まとめ:つみたてNISAの注意点

  • ① つみたてNISAかNISAどちらか1つしか口座開設できない
  • ② 金融機関の変更は年の途中でできない
  • ③ NISAと同じで新規購入の投資信託等が対象
  • ④ 非課税枠40万円の再利用や繰越はない
  • ⑤ つみたてNISAは他の口座で運用している商品と損益通算、繰越控除ができない
  • ⑥ タイミング投資はできない

3.NISAとつみたてNISAの使い分け

以前からあるNISA、どっちがいいの?と迷う方も多いでしょう。

ズバリ!投資経験が浅い人やはじめて投資をはじめる人には、「つみたてNISA」をおすすめします。

その理由は金融庁が長期かつ安定的に資産形成ができる厳しい条件を満たした商品であることや、「長期」「分散」「つみたて」でリスクを軽減できる設計になっているから安心できます。自由に使える預貯金が少なく投資にまわせるまとまった資金があまり多くない人やライフイベントがこれから先に控えている人にはおススメです。

結婚やマイホーム取得、教育費といった想定外の支出が発生した時でも途中でやめることもできますし、使い勝手もいいと言えます。

NISAとつみたてNISAの使い分けイメージ

  • NISAとつみたてNISAどちらにするか迷ったら運用資金総額で見るとNISAは5年で総額600万円、「つみたてNISA」は20年で800万円となり、「つみたてNISA」の方が非課税で運用できる金額が多いので有利。
  • 商品群から見るとNISAは株式やETFなどほとんどの投資信託が投資対象となり、「つみたてNISA」はつみたて投資を前提とした金融庁が認めた商品のみなので、商品が圧倒的に豊富なNISAが有利。
  • 手持ち資金から見るとNISAは自由になるまとまった資金がある人はタイミング投資ができる、「つみたてNISA」はつみたてが前提のため、タイミング投資ができない。
  • まとまった資金で短期での運用を考えている人はNISAが向いているかもしれません。

どうしても価格変動商品での資産形成が嫌という方は、毎月の積立貯蓄の金額を少しでも多く確保できるよう支出の見直しをすることです。

今こそお得な制度を使って、資産運用を始めるいい機会です! ライフイベントの時期に合わせた資産形成をしましょう。つみたてNISAの活用例は次回の記事で掲載します。ぜひ参考にしてみてください。